懐かしのジャズ喫茶その12006.01.19

中学高校は渋谷で井の頭線に乗り換え、吉祥寺に通ってました。道玄坂とは反対の少し寂しい側にこの『Mary Jane』という喫茶店はあります。つのだひろのファンの店じゃないよん。当時としてもかなりハードな芸風のジャズ喫茶!ちょっと他のお店では聴く事の出来ない音源を色々と教えていただきました。『阿部薫/なしくずしの死』『高木元輝/モスラフライト』『加古隆/Night Music』ひぇ~、今考えるともの凄いものがかかっていましたねぇ。こんな強力な音塊を大音量で浴びながらコーヒー一杯で4~5時間粘っては、こ難しい本をカッコつけて読んでましたね、中坊のくせに!あぁ、恥ずかしぃ・・・。そんなある日マスターに『何かビブラフォンのレコードあります?』『いいのがあるよ』とかいった感じでかけてくれたのが『Walt Dickerson & Sun Ra / VISIONS』!いやぁ、この面子から中学生にこんなもの聴かせちゃいけませんよ~!と想像できる方は是非、聴いてみて下さい。自然に(笑)イイんです!このピアノとバイブという編成では断然コリア&バートンが有名ですが、僕はどちらかというと、こちらの方が好み!先日、二十数年ぶりに覗いてみたところ、結構強烈な北欧系フューチャージャズが大音量でかかっており、その健在ぶりに嬉しくなりました!中学時代には予算的に決して食べる事のできなかったアンチョビのパスタを念願叶って食べてみましたが、これも流石!